HN、しめさば  北海道在住の毒男。どーでもいいことをツラツラと書き連ねます。 ↑イラストはモリタケンゴ様提供 ありがとうございます。


by mackerel4me

セカンドライフについて考える。(ネトゲのRMTと中毒性)

密かに話題のオンラインゲーム『セカンドライフ』。
気になるタイトルですが、未だ本格的にプレイはしていません。
面白いのは判っているのに、いまひとつ乗り気になれないのです。
考える前に実際にやってみろっ!って話しですが、どうにも手が出せないのです。
何故か。
最近、ふと、そうだったのかと思ったことがあります。



そもそもセカンドライフは従来のMMOのようにモンスターを倒したり対人戦を楽しむような範疇に収まるゲームではありません。
このゲームの肝はモデリングツールをプレイヤー自ら操作して、服やクルマ、家などのアイテムから、スキン(キャラクターの容姿パーツ)やモーション(笑ったり驚いたりする動き)までを自分で思いのままに作り出して他のプレイヤーに配布することが出来るということ。

運営元であるリンデンラボが提供しているのは更地の仮想空間とアイテムトレードシステムと前述の様々なものを作り出すモデリングツールだけと言っても過言ではありません。
そしてこれらをプレイヤー間で取引する際に実社会の現金と換金可能なリンデンドルというゲーム内通過でやりとりすることにあります。

このような感じで、既に実社会での生計をセカンドライフ内のプレイの結果によって賄っている人も多数いるとか。
かつてウルティマオンラインをやっていた私としては自由度が超高いこのシステムに魅力をビンビンに感じつつも何故か触手が動かずにいて、これはいったいどうしたことか思っていたのです。

キツネさんなんかは「大半の日本人プレイヤーってのはお仕着せルールに慣れすぎてしまって、そこからオリジルを作り出すことは出来なくなっているんだよ」って言います。
なるほど、たしかにそうだ。
キャラクターを作って、剣や魔法でモンスターを叩いてレベルを上げて、アイテムを集める。
ドラゴンクエスト以降、この聖典とも言うべきルーチンワークを私たちプレイヤーは刷り込まれてしまっていて、そこから一歩も出ることがない。何かを創造することに関してはあまりに不得手です。
ですが、それだけでは収まらない、何か他に本能的に受け付けない部分をどこか感じていて
それがずっと判らずにいたのですが、
最近ふとそうだったのかと思い当たったことがあります。
ゲームの範疇を超えたweb2.0とも呼ばれるセカンドライフほどのシステムとなると、
"ごっこ"から"マジ"、"ネタ"から"ベタ"へになってしまっていて、
現実の実社会と乖離した人間模様が
ゲームはあくまで"ごっこ""遊び"であって欲しいという保守的な拒否反応と言うか
ブレーキが私の中で働いているのだと最近は思うようになりました。

ここで思い出すのは、かつてウルティマオンラインをやっていた時に起こった顛末。
パワースクロールという非常に強力なレアアイテムがある日のアップデートで登場したのですが
このパワースクロール。PK可能なエリアでしか取れないシロモノでした。
これを受けて、とあるPK集団が24時間体制で取れる場所を占領し出します。
彼らは交代で見回りをし、一般プレイヤーが取りにやってくると、これを攻撃して排除します。
事実上、パワースクロールを独占した彼らはネット掲示板で、パワースクロールの高値による販売に乗り出します。
これらの取引はゲーム内通過で行われる場合が殆どでしたが、現金での場合もありました。
また、現金でゲーム内通過を売買することも一部の層では既に一般化していた為、
当時、彼らはそれなりのまとまった額の現金収入があったようです。
彼らのようなマフィア化したPK集団は私たちのような一般プレイヤーからすれば、畏怖と怨嗟の対象であり、そのサーバーの名物でもあり、ゲームの内容をメチャクチャにし兼ねない危険な存在でもありました。
定職にも就かず、学校にも行かず、24時間ゲームの世界に没頭していた彼らのその後はどうなったか知りませんが、彼らと一時でもパワースクロールを取り合った経験が
私のリアルマネートレードありきなセカンドライフを拒絶してしまう根幹でなかろうかと思うのです。
[PR]
by mackerel4me | 2007-07-12 19:54 | ネトゲ